拝啓、ジョン・レノン

ミステリに少し食傷気味だったので…

ビートルズイエローサブマリンに乗って火星を訪問。訪問の目的は火星を植民地化し、林檎をたくさん植えて林檎だらけの星→林檎星→リンゴ星→リンゴ・スターにすること。そんなことをされては堪らん、と火星人たちは蜂起。ビートルズも善戦するのだが、ジョン・レノンを除く3人は火星人の捕虜になってしまう。「Help!」と叫ぶジョージ・ハリスン。「なるようにしかならん」と達観したポール・マッカートニー。残ったジョン・レノンは3人を救えるのか?そしてこのピンチを切り抜け、無事に地球のヨーコのもとへ帰ることができるのか?




…というのは私の創作。こんな話ではございません。




以前ここで取り上げた『さようなら、ギャングたち』はまるで詩を読んでいるような小説でした。『ジョン・レノン対火星人』もそんなつもりで読み始めたら、全く違いました。
これぞ小説!
そんな感じ。文章一つひとつがめちゃめちゃ小説的。小説を解説するのに小説的という表現はどうかと思うが、そうとしか言いようがない。とにかく小説的な文章がちりばめられていて、ワクワクしながらページをめくっていました。衝撃ですよ、これは。B.A.D.(ビガー・アンド・デファー)?MB’s・シングル・コレクション