その1

石の中の蜘蛛 (集英社文庫)

石の中の蜘蛛 (集英社文庫)

狂気。というか超人の変態の話。超人ていうか事故でヤバイほど耳が聞こえるようになった人。カニスの血を嗣ぐ (講談社ノベルス)左眼を忘れた男―I wanna see you (講談社ノベルス)
カニス...」も「左眼...」もそうだったけれど、描写がなかなか頭に入ってこない。私の想像力、理解力不足か、アサグレワールドが掴めない。*1それにしても「イモムシ」ってカニスとこれ(石の中の蜘蛛)とで同じ表現を使うのはオカシイ。だって嗅覚と聴覚は別だから。と、文字にしてみると、そーいえば五感はすべて脳で受け取るものだという共通点に気付く。が、やっぱり文章表現は別なものにすべきだ、と思い直す。

*1:カニス」は犬並みに鼻が利く人の話。「左眼」は眼球が転がっていって外界を伝える話。