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- 作者: 会田誠
- 出版社/メーカー: ABC出版
- 発売日: 1996/07
- メディア: 単行本
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…だからってどーもしないけどね。
青春とは「青い」か「春」かって言われたら断然「青い」もの。そして青いが故に「痛い」もの。この小説は、その「痛さ」が存分に溢れている。しかし、その痛さの昇華の仕方、簡単に言ってしまえばラスト、終わらせ方が旨い。(旨いからこそ小説で、小説であるためには旨くなければならない筈なのに、世の中そんな小説ばかりではない。ま、そんなことは私の戯言。どうでも良いとして…)。大人が読めば、あぁ青春の痛みよ・・・、ってなことになるんだと思う。良識的な人間ならね。 んで「青春」真っ只中の高校生諸君が読めば、なんらか「悩める痛み」に対しての思考、思惑、嗜好の一助になるのだろう。良い刺激だ。