サウンドスケープ

前にも書いたけど、サウンドスケープとは物理的な波としてではなく、人間とのかかわりの中で音を捉える学問。
今日は、その前提としての音楽の話。エリック・サティとかジョン・ケイジとか。彼らの功績、というか目指したもの、やろうとしたこと、について学ぶ。うまく書けるかわからないけど書きます。
彼ら以前の音楽においては、「楽音」と「騒音」の二項対立があって、音楽とは「楽音」によるものだけであり「騒音」は排除する、という西洋音楽の思想があった。
で、彼らはそれを破壊したのです。
サティの音楽は、生活の中に溶け込もうとするもの。いわゆるBGMのように、そいつがメインじゃない音楽。サティ自身によれば「家具の音楽」だそうです。家具のように日常生活を妨げない音楽、ということ。 なので耳を澄まして聞こうとする人がいると、サティは「聞くな!」と言ったそうです。
ジョン・ケイジは皆さん知っていますか?ニコラス・ケイジじゃないですよ。あの「4分33秒」の人です。4分33秒間演奏者は何もしない、というやつ。あれは、ただ何もしないのではなくて、その間に聴衆が立てる音、ホールの外から聞こえてくる様々な音、それらが曲を構成しているというのですよね。
他にも、雑音を自ら作り出して音楽とするものや、雑音を録音したものに電気などで手を加えて音楽を作るもの*1など様々なことをやろうとした人々がいたらしい。
サティは名前しか知らなかったし、ジョン・ケイジの音楽にしてもどういう背景の下に生まれたのかということは知らなかった。だから、なるほどなるほどなるほどな!*2 スゴイ勉強になりました。おもしろーい♪

*1:これはテクノの源流でしょうね

*2:FUJIWARAの原西のギャグより?