お祭りです。独りで騒ぎます。温かい目で見守ってやって下さい。
10点満点ですべての作品を評価しちゃいたいと思います。な、生意気な…。

第1回受賞作  森博嗣 『すべてがFになる』

すべてがFになる (講談社文庫)
ミステリ好きに、まぁ知らない人はいないでしょう。ミステリを読まない方も知ってる人はいるはず。記念すべき第1回受賞作は森博嗣『すべてがFになる』です。また、私のメフィスト賞読了第1作でもあります。でも昨年か一昨年かに読んだときはメフィスト賞なぞ知らなかったのですが。
森氏は名古屋大工学部の助教授をしておられる。でも、やたらと筆が速い。大学の助教授は暇なんですかね? 本屋で森氏の著作を探してみてください。デビューは96年ですよ。驚きの量です。 しかし、そんだけの量産をしてもファンが絶えないのはスゴイ。質が伴っているということですからね。恐れ入ります。
端正な本格ミステリ。今読み返してみればまた評価も変わるでしょうが、最初に読んだときのうっすらとした記憶より、
8点。
つけさせて頂きます。




森氏ついでに

お茶の水女子大学の哲学の教授、土屋氏との対談本。大学の裏話とか色々。面白いです。
土屋氏はエッセイが面白い。哲学エッセイ。どの本を読んだか忘れましたが、衝撃ですよ。大爆笑。 この本の奥付、著者プロフィールを見て、土屋氏が1944年生まれだと知る。文章からもっと若い方だと思い込んでいました。 「還暦だよっ!」と驚いて、それをお茶大に通う妹に告げると、「知らなかったの?」と軽くかわされる。うっ!