メフィスト祭り

 最終夜

待って戴いていた極少数の皆様お久しぶりです。 第三十回受賞作 矢野龍王 『極限推理コロシアム』 出て、いきなりドラマになって、と策略感満々です。 まぁ悪くはないんじゃあないですか。良くもないけど。 5点。 第三十一回受賞作 辻村深月 『冷たい校舎の…

ラスト3作なんですが、時間があるときに総評と共にお送りしたいと思います。 日曜辺りになるかな。 いよいよ千秋楽。メフィスト賞を好む奇特な方、もう少しお待ちを願います。

 後編・第六夜

昨日に引き続き一挙三作品。いきますよー 第二十七回受賞作 生垣真太郎 『フレームアウト』 既出。 日本語なのに翻訳ミステリみたいな雰囲気が漂う不思議な作品。 その雰囲気なのか、あるいは舞台となる映画の文化を私があまり知らぬ故か、微妙にわかりにく…

 後編第五夜

これより後は[Books]において既出の作品ばかり。 第二十四回受賞作 北山猛邦 『『クロック城』殺人事件』 二重鍵括弧が重なって見た目が宜しくないわ(↑タイトル) 既出。 館は館をメインに書け! 余計な設定のせいでかなり堕ちてますよ、作品が。 館に免じて…

 後編・第四夜

昨日の答え。ド・ヴィルパンはフランスの新しい首相です。 第二十二回受賞作 津村巧 『DOOMSDAY −審判の夜−』 以前紹介しました。知を持つことは、愚に堕すことです。8点。 第二十三回受賞作 西尾維新 『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言使い』…

 後編・第三夜

ド・ヴィルパン。さて誰でしょう? 第二十一回受賞作 佐藤友哉 『フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人』 狂ッテマス。 狂ッテマスヨ。 読メ。 ソシテオマエモ狂ッテシマヘ。 狂気トハコノコトダ!10点。

 後半戦第二夜

第二十回受賞作 秋月涼介 『月長石の魔犬』 第十二回の霧舎氏のところで述べた失敗作に入る作品。 ワーストメフィストトップ3に堂々のランクインです。 嫌悪感はそこまで強くはないものの、無駄なキャラ作りだったと思います。 まぁ私個人の意見ですがね。 …

 復活

本日より後半戦、21世紀のメフィスト賞を追っかけますよー。 第十九回受賞作 舞城王太郎 『煙か土か食い物 Smoke,Soil or Sacrifices』 21世紀最初の受賞は舞城王太郎、王太郎、王太郎です。 これを読んだのは去年の夏。のっけから舞城節炸裂で、ポーッ…

 第十夜

今日はEUネタありません。 by立川志らく 第十七回受賞作 古泉迦十 『火蛾』 コレは紹介済み。 そして、これは 積木鏡介 『歪んだ創世記』 浅暮三文 『ダブ(エ)ストン街道』 と併せて、メフィスト賞トップ3に選ばさせていただきます。 10点。 かなり…

 第九夜

オランダも否決して、いよいよヤバイよシラクさん。 第十五回受賞作 氷川透 『真っ暗な夜明け』 またまた本格です。この時期(ミレニアム、2000年問題の頃)のメフィスト賞は本格ばかりですね。本格については先日うだうだと述べたのでもうあまり書くことな…

 第八夜

フランスではEU憲法に関する国民投票でシラクさんが泣いておりますが、 そんなことには動じず、マイペースでいきまっす。 第十三回受賞作 殊能将之*1 『ハサミ男』 前に紹介しましたね。 映画化されることも言いましたね。 面白いんです。騙されたと思って…

 第七夜

まだまだ。ながいねー。 皆さん飽きてらっしゃるでしょう。 でも続けます。 第十二回受賞作 霧舎巧 『ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会流氷館へ』 題名ナガイ。 先日紹介した島田荘司氏がペンネームの名付け親だという霧舎巧氏。ということで、これ…

 第六夜

本が恋人。 …嘘、取り消し。痛すぎるよ、それは。 第九回受賞作 高田崇史 『QED 百人一首の呪』 これについてはいつだったか書いた覚えがあるような気がする。 おそらく「百人一首の謎」について書きたかったが為にミステリを書いたのでしょうが、これは…

 まだまだつづく

1日おいて、第五夜。 第八回受賞作 浅暮三文 『ダブ(エ)ストン街道』 突然ですが、 ベスト・メフィスト賞。 私が勝手に差し上げます。 皆まで言わん。読め。 もちろん 10点。

 第四夜。

一挙三作品!! 第五回受賞作 浦賀和宏 『記憶の果て』 著者がこれを書いたのが高校生の時だ、とどっかに書いてあった気がする。そのためか少し拙いと思う部分はあるけれど、そんなことはどうでもいい。次作、次々作とどんどん才能が開花していくのが目に見…

 〜自己満足の世界〜

第三夜。 今日は疲れたので一作だけ。 第四回受賞作 乾くるみ 『Jの神話』 これもまた物議を醸した作品。 まぁ一応本格の範疇に入るでしょう。すこしホラー的要素もある。 何にも増してラストが衝撃。これはメフィスト賞だからこそ世に出ることになった作品…

 第二夜

第二回受賞作 清涼院流水 『コズミック』 先週紹介したばかりですが。書影は文庫版。 前にも書いたけど、好き嫌いの激しい流水師。その著作は小説じゃなくて「流水大説」といいます。だから流水師は小説家じゃなくて「大説家」。どうでもよい、って?いや、…

お祭りです。独りで騒ぎます。温かい目で見守ってやって下さい。 10点満点ですべての作品を評価しちゃいたいと思います。な、生意気な…。 第1回受賞作 森博嗣 『すべてがFになる』 ミステリ好きに、まぁ知らない人はいないでしょう。ミステリを読まない…