第六夜

本が恋人。
…嘘、取り消し。痛すぎるよ、それは。

第九回受賞作  高田崇史 『QED 百人一首の呪』

QED 百人一首の呪 (講談社文庫)
これについてはいつだったか書いた覚えがあるような気がする。
おそらく「百人一首の謎」について書きたかったが為にミステリを書いたのでしょうが、これはこれは大失敗。はっきり言ってミステリを書く必然性が全くないので読みにくい。百人一首の謎だけで書いたほうが良かったと思う。
百人一首の謎に免じて、
3点。



第十回受賞作  中島望 『Kの流儀 フルコンタクト・ゲーム』

Kの流儀―フルコンタクト・ゲーム (講談社ノベルス)
悪の華が咲き乱れる荒廃しきった高校へ転校した少年、逢川総二は、あの“極真”の達人だった!  V.S.中国拳法、ボクシング、少林寺拳法、柔道、空手、剣道。激闘は限界を超えて加速する!(カバーより)
極真空手大好きな作者が「極真はスゲーんだぞっ!」ってことを、異種格闘技戦を描くことで語りかける。ただそれだけ。(私がそう感じたのであって、本当は知らんけど。) 振り返ってみれば「だから何なの?」って思いますが、読んでいる最中は結構興奮しました。面白かった。
6点。
格闘技が好きな人は読んでみると良いかも。



第十一回受賞作  高里椎奈 『銀の檻を溶かして』

銀の檻を溶かして 薬屋探偵妖綺談 (講談社ノベルス)
こんなこと言っていいのか知りませんが、

キモイ。

メフィスト史上最低です。

茨城の恥

1点。