推定少女 (ファミ通文庫)

推定少女 (ファミ通文庫)

「15歳」って何を考えて過ごしていたのだろうか?
ただなんとなく高校受験だなぁと思いながら授業はちゃんと受けていたけれど、部活も無いから毎日遊んだり、ひたすらMTVとか見てぼーっとして、本読んで、ピアノ弾いてギター弾いて。。何を考えていたんだろうか。何に不満があるわけでもなく、将来のことなんて考えてみようともせず。ただ目の前にあるものだけを淡々とこなして、日々を消費していただけだったのだと思う。

この本の主人公達は現状に不満を抱いていて、いろんなことを考えているんだ。私とは違う「15歳」。違和感まではないけど、共感できないのは本が私を対象としていないからなのだろう。本の中だけではなくて、友人とかと話していても、私には「思慮」が不足していると感じることが多々ある。
考えるきっかけである不満、不安が無いからだろう、と仮定する。
不満は無い。無いわけではないけど。世間が私に合わないのだと考える。仕方がない。自分が世間に合わないと考えるから、逆恨みで不満が生まれるのだろう。それはカッコワルイ。…なんて書くとずいぶん嫌な人間だらうか。
不安も無い。無いわけではないが、私に出来ないことは無いと、真実を思い出すことで常に乗り切れる。本気でそう思っている。…私は馬鹿なのだらうか。それとも天才か。はたまた病んでいるのだらうか。。